So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

掛け算の順序 [つれづれなること]

問題:3トンの砂を積んだトラックが5台ある。砂は全部で何トンか?

「この問題に対して3×5=15または5×3=15として15トンと言えばよいが、どうやら3×5と5×3のどちらか一方が正しいやり方で他方は正しくないとする考えがあるらしい。私はどちらでもよいと思っているのでどちらが正しいとされているか知らない。・・・・・・その問題を示されたならば、これは掛け算の問題であるとすぐ認識する。そしてふたつの数がある。だからそのふたつの数を掛け合わせればよいので、頭の中にあるのは『ふたつの数の積』という概念だけであってその順序は問題にならない。強いて言えば示された数の順に3×5と書くのが自然かもしれないが後の方を先に書いて5×3としたってよい。それだけの話である。」

「単なる掛け算の話に戻ると、結局どちらでもよいのにどちらが正しいかを考えさせるのは余計なあるいは無駄なことを考えさせているわけである。だからそんなことはやめるべきである。」


これは、数学者志村五郎さんの本に書かれていた文章です(志村五郎『数学をいかに教えるか』(ちくま学芸文庫)。


こういう話を読むと、勉強って楽しいなと思います。いろいろな考えがありますね。
余計なことは考えなくて良いのです。もっと自由に勉強して欲しいなと思います。
たしかに点数を取ることは素晴らしい。しかし、もっと自由にもっと楽に勉強して欲しい。

志村五郎さんの本には、ほかに「悪い証明と間違えやすい公式」「外国語、特に英語、の教え方」など、興味深い文章があります。一流の世界的数学者の考えていることがわかって面白いです。


今週は、八木先生、口輪野先生といろいろ話し合うことがあって楽しみです。二人とも数学を教えている先生なので、志村五郎さんの本に書かれていたことも話してみたいと思います。

秋山大治郎

nice!(1) 

nice! 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は180日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。